お土産
2004年7月27日 去年の夏まで付き合っていた元カレに会ってきた。
仙台に出張だったそうで。
「萩の月」を買ってきたから、と最寄の駅まで持って来てくれた。
大好物。
で、ルノワールでお茶。
わたしの嫌な部分ばかり見せ続けてきた人だから。
今更、取り繕う必要もないので、すごく気楽。
この人は、今でも何でも言う事を聞いてくれる。
会社辞めちゃった、と言うと。
お金はあるのか、とか、家賃は払えるのか、とか。
地元には帰らないで、とか。
それから、スッピンに、ジーパンのわたしを見て。
スーツよりも、その方がいいよ、とか。
ん?どうしたの?
そういえば、彼女と上手く行ってなかったんだっけ。
でも、わたしはもう戻らないよ。
別れようって言ったのは、あなたなんだからね。
友達でいいなら、こうして楽しく会うけど。
と、言うと。
わたしの事は、妹のように思ってるから、困った事があったら、何でも相談して、との事。
そりゃ、どうも。
困ってるのはお金だけよ、と笑った。
でも、ありがとう。
多分、相談する事なんてナイと思うけど。
その気持ちは、素直にやっぱり嬉しいと思う。
その後、彼は小一時間で、仕事が残っているから、と、丸の内に戻っていった。
萩の月、美味しい。
仙台に出張だったそうで。
「萩の月」を買ってきたから、と最寄の駅まで持って来てくれた。
大好物。
で、ルノワールでお茶。
わたしの嫌な部分ばかり見せ続けてきた人だから。
今更、取り繕う必要もないので、すごく気楽。
この人は、今でも何でも言う事を聞いてくれる。
会社辞めちゃった、と言うと。
お金はあるのか、とか、家賃は払えるのか、とか。
地元には帰らないで、とか。
それから、スッピンに、ジーパンのわたしを見て。
スーツよりも、その方がいいよ、とか。
ん?どうしたの?
そういえば、彼女と上手く行ってなかったんだっけ。
でも、わたしはもう戻らないよ。
別れようって言ったのは、あなたなんだからね。
友達でいいなら、こうして楽しく会うけど。
と、言うと。
わたしの事は、妹のように思ってるから、困った事があったら、何でも相談して、との事。
そりゃ、どうも。
困ってるのはお金だけよ、と笑った。
でも、ありがとう。
多分、相談する事なんてナイと思うけど。
その気持ちは、素直にやっぱり嬉しいと思う。
その後、彼は小一時間で、仕事が残っているから、と、丸の内に戻っていった。
萩の月、美味しい。
フル回転
2004年7月26日 今日は代官山で、先々週の合コンで捕獲した人と食事。
真面目そうな人だったので、大人しそうに見える服をセレクト。
黒地に白のドット柄のシフォン地の柔らかいワンピース。
これは、ホルターネックで、裾がヒラヒラと透ける。
差し色でヴェルニの水色のバックと、同色の華奢なサンダル。
アクセサリーは、淡水パールの小ぶりのイヤリングだけ。
少しは清楚に見えるだろう、と自分で満足。
今日の人は10歳上。
連れて行ってくれたのは、メキシカン→コジャレたバー。
メールの時点で、何処に行こうか、と3店舗挙げてくれた中の2店は、パパと一緒に行った事があったので。
万が一を考えて、ダブっていないメキシカンにしてもらったけど。
既知の2店は、美味しいのは知っていたので、そこも、きっと美味しいんだろうとは思ったけど。
やっぱり美味しかった。
満足。
会話もスムーズ。
でも、途中、恐怖の「実は・・・」が出て。
ああ、また既婚者!?と思うも。
バツイチだそう。
それなら全然OK。
感想から言えば、今のところ可もなく不可もなく。
普通に友達になれそうな人。
いきなり口説いたりしないトコと、美味しいものが好きなのは、プラス。
ピンとはこないけど、長い目で見ようと思う。
次回はドライブに誘って頂いた。
ただ、3度目くらいで答えを出さないと離れるタイプかも。
根拠はなく、ただの勘だけど。
勘というより、統計学のようなものか。
昨日の異業種交流会の人たちも、律儀にメールを入れてくれていて。
でも、もはや誰が誰だか、わからない人の方が多い。
礼儀として、同じ文面のコピーだけど、御礼のメールを返す。
顔を覚えている人には、オリジナルで。
メーカー社員と学校の先生。
これ、キープ。
既婚者から、今週はまたプールに行こうとの誘い。
オークラのプールに行きたいなあ、と返す。
今のところ、楽しい遊び相手。
今週も忙しくなりそうだ。
真面目そうな人だったので、大人しそうに見える服をセレクト。
黒地に白のドット柄のシフォン地の柔らかいワンピース。
これは、ホルターネックで、裾がヒラヒラと透ける。
差し色でヴェルニの水色のバックと、同色の華奢なサンダル。
アクセサリーは、淡水パールの小ぶりのイヤリングだけ。
少しは清楚に見えるだろう、と自分で満足。
今日の人は10歳上。
連れて行ってくれたのは、メキシカン→コジャレたバー。
メールの時点で、何処に行こうか、と3店舗挙げてくれた中の2店は、パパと一緒に行った事があったので。
万が一を考えて、ダブっていないメキシカンにしてもらったけど。
既知の2店は、美味しいのは知っていたので、そこも、きっと美味しいんだろうとは思ったけど。
やっぱり美味しかった。
満足。
会話もスムーズ。
でも、途中、恐怖の「実は・・・」が出て。
ああ、また既婚者!?と思うも。
バツイチだそう。
それなら全然OK。
感想から言えば、今のところ可もなく不可もなく。
普通に友達になれそうな人。
いきなり口説いたりしないトコと、美味しいものが好きなのは、プラス。
ピンとはこないけど、長い目で見ようと思う。
次回はドライブに誘って頂いた。
ただ、3度目くらいで答えを出さないと離れるタイプかも。
根拠はなく、ただの勘だけど。
勘というより、統計学のようなものか。
昨日の異業種交流会の人たちも、律儀にメールを入れてくれていて。
でも、もはや誰が誰だか、わからない人の方が多い。
礼儀として、同じ文面のコピーだけど、御礼のメールを返す。
顔を覚えている人には、オリジナルで。
メーカー社員と学校の先生。
これ、キープ。
既婚者から、今週はまたプールに行こうとの誘い。
オークラのプールに行きたいなあ、と返す。
今のところ、楽しい遊び相手。
今週も忙しくなりそうだ。
出会い系
2004年7月25日 今日は、西麻布のバー。
もうすぐ無職のクセに、誘われて異業種交流会に顔を出した。
若い社長さんが多かった。
他にはテレビ局の記者とか、経営コンサルタントとか。
女の子は、モデルさんとか、リポータ、などが多く。
全体的に華やか。
友人の友人が主催していて、今回で5回目だそう。
「仕事につながるんです?」
と、隣にいた空間プロデューサーに聞いてみると。
「仕事にはつながらないけど、出会いはあるよ。」
と言っていた。
友人は、金持ちがゴロゴロいるから、捕獲しに行こう!と誘ってくれたけど。
ここに来ている人が全て、目的はそれなのかな。
みんな、考える事は同じで。
体裁だけ取り繕っているんだろうな。
立食の形式を取っていたけど、奥にソファーもあったので、そこに座っていたら。
男の人が次々にやって来て、あっというまに名刺の山ができた。
この中の何人が、個人的にコンタクトを取ってくるのかはわからないけど。
合コンするより、割がいいかもしれない。
でも、愛想を振りまきすぎて、ちょっと疲れた。
もうすぐ無職のクセに、誘われて異業種交流会に顔を出した。
若い社長さんが多かった。
他にはテレビ局の記者とか、経営コンサルタントとか。
女の子は、モデルさんとか、リポータ、などが多く。
全体的に華やか。
友人の友人が主催していて、今回で5回目だそう。
「仕事につながるんです?」
と、隣にいた空間プロデューサーに聞いてみると。
「仕事にはつながらないけど、出会いはあるよ。」
と言っていた。
友人は、金持ちがゴロゴロいるから、捕獲しに行こう!と誘ってくれたけど。
ここに来ている人が全て、目的はそれなのかな。
みんな、考える事は同じで。
体裁だけ取り繕っているんだろうな。
立食の形式を取っていたけど、奥にソファーもあったので、そこに座っていたら。
男の人が次々にやって来て、あっというまに名刺の山ができた。
この中の何人が、個人的にコンタクトを取ってくるのかはわからないけど。
合コンするより、割がいいかもしれない。
でも、愛想を振りまきすぎて、ちょっと疲れた。
歌舞伎町
2004年7月23日 いつもの歌舞伎町。
また上司と。
会社を辞める事にしたわたしには、もはや何のメリットもない相手。
でも、馴染んだカラダの良さというのは、手放しがたい。
多分、辞めてしまえば、疎遠になってしまうだろうが。
この人のこと、わたしは忘れないだろう。
少し酔って、いつものようにラブホ。
溜め息をひとつ。
「いつか、わたしも誰かの妻になれば、こういう事をされるのね。
自分も楽しんだから、まあ、覚悟も出来てないことはないけど。
でも、辛いわね。」
と、思ったまま口に出した。
変にプライドが高くないのが、上司の良い所。
こんなことを言える相手は、そういない。
嫌味と思う人の方が多い。
頭の良い人なので、笑っているだけ。
本当は、不愉快かもしれないけど。
戯れに。
ラブホの上司を携帯のカメラで撮ってみる。
随分な慌てよう。
消した?消してくれた?
と、何度も聞かれた。
消したわよ。
オドオドするの見たかっただけ。
そういう所も、わりと好きだ。
男女間の好きではないかもしれないけど。
ごくスタンダートな妻子持ち。
それは、わたしの未来の旦那様像。
こんなに真面目で優しそうに見える人も。
浮気はする。
チャンスと機会があれば、それこそ据え膳食わぬば、とばかりだ。
知って知らぬ顔が幸せなのか。
それとも、知らぬが仏なのか。
もはや知らぬが仏、は無理だろうが。
また上司と。
会社を辞める事にしたわたしには、もはや何のメリットもない相手。
でも、馴染んだカラダの良さというのは、手放しがたい。
多分、辞めてしまえば、疎遠になってしまうだろうが。
この人のこと、わたしは忘れないだろう。
少し酔って、いつものようにラブホ。
溜め息をひとつ。
「いつか、わたしも誰かの妻になれば、こういう事をされるのね。
自分も楽しんだから、まあ、覚悟も出来てないことはないけど。
でも、辛いわね。」
と、思ったまま口に出した。
変にプライドが高くないのが、上司の良い所。
こんなことを言える相手は、そういない。
嫌味と思う人の方が多い。
頭の良い人なので、笑っているだけ。
本当は、不愉快かもしれないけど。
戯れに。
ラブホの上司を携帯のカメラで撮ってみる。
随分な慌てよう。
消した?消してくれた?
と、何度も聞かれた。
消したわよ。
オドオドするの見たかっただけ。
そういう所も、わりと好きだ。
男女間の好きではないかもしれないけど。
ごくスタンダートな妻子持ち。
それは、わたしの未来の旦那様像。
こんなに真面目で優しそうに見える人も。
浮気はする。
チャンスと機会があれば、それこそ据え膳食わぬば、とばかりだ。
知って知らぬ顔が幸せなのか。
それとも、知らぬが仏なのか。
もはや知らぬが仏、は無理だろうが。
プライベート接待
2004年7月21日 既婚の彼と、その先輩の3人で食事。
知り合いに会わせてくれる程に、信用してくれたのか。
それとも心理戦か。
計りかねるが、取り合えず、誘われるがままに顔を出した。
先輩は44歳。
ホステスの目で見ると、これ以上のお客サマはないくらいの、良い客になる感じ。
遊びなれてて、あたりは優しく、踏み込みすぎず、聞き上手の褒め上手。
これならきっと、どこに飲みに行っても歓迎されるだろう。
そんな感じ。
実際、良く銀座に飲みに行っているらしく。
「あなたのような人なら、このまま銀座に行っても通用するよ。
おまえ、良い子を見つけたな。」
と、彼に言っていた。
それは、褒め言葉なのか?
まあ、実際、働いてたんだから文句はないけど。
大学時代の先輩らしいが、やはり投資銀行に勤務しているので。
話題は経済中心の政治ミックス。
それプラス、色恋。
極めて、和やかな席。
本当にこのまま、クラブのボックス席に移動しても良いくらい。
わたしは彼の知り合いだけど。
今日の彼はホスト役で、先輩を立てたいのは一目瞭然だったので。
先輩を中心に会話を進める。
彼と二人でいる時は、あくまでプライベートで。
わたしはわたしでいたいと思いすぎて、不自由だったのかな。
この方が楽だ。
彼を立てつつ、先輩の気分良いように振舞うのは、自然に出来る。
思えば、ホステスのときも、このスタイルが得意だった。
マンツーよりも、1対3くらいの方が、上手に泳げた。
久々にそんな場を与えられて、本領発揮。
彼が嬉しそうにしてくれたのもあって、達成感もあり。
わたしの方が楽しかった。
こんな上質な人の接待なら、いつでも大歓迎だ。
彼も先輩もわたしも、それぞれに楽しんだので。
また、3人で遊ぼう、と約束。
色恋を絡めず、ずっと、こんな形で関りあっていけたらいいな。
まあ、絵に描いた餅のような夢だけど。
知り合いに会わせてくれる程に、信用してくれたのか。
それとも心理戦か。
計りかねるが、取り合えず、誘われるがままに顔を出した。
先輩は44歳。
ホステスの目で見ると、これ以上のお客サマはないくらいの、良い客になる感じ。
遊びなれてて、あたりは優しく、踏み込みすぎず、聞き上手の褒め上手。
これならきっと、どこに飲みに行っても歓迎されるだろう。
そんな感じ。
実際、良く銀座に飲みに行っているらしく。
「あなたのような人なら、このまま銀座に行っても通用するよ。
おまえ、良い子を見つけたな。」
と、彼に言っていた。
それは、褒め言葉なのか?
まあ、実際、働いてたんだから文句はないけど。
大学時代の先輩らしいが、やはり投資銀行に勤務しているので。
話題は経済中心の政治ミックス。
それプラス、色恋。
極めて、和やかな席。
本当にこのまま、クラブのボックス席に移動しても良いくらい。
わたしは彼の知り合いだけど。
今日の彼はホスト役で、先輩を立てたいのは一目瞭然だったので。
先輩を中心に会話を進める。
彼と二人でいる時は、あくまでプライベートで。
わたしはわたしでいたいと思いすぎて、不自由だったのかな。
この方が楽だ。
彼を立てつつ、先輩の気分良いように振舞うのは、自然に出来る。
思えば、ホステスのときも、このスタイルが得意だった。
マンツーよりも、1対3くらいの方が、上手に泳げた。
久々にそんな場を与えられて、本領発揮。
彼が嬉しそうにしてくれたのもあって、達成感もあり。
わたしの方が楽しかった。
こんな上質な人の接待なら、いつでも大歓迎だ。
彼も先輩もわたしも、それぞれに楽しんだので。
また、3人で遊ぼう、と約束。
色恋を絡めず、ずっと、こんな形で関りあっていけたらいいな。
まあ、絵に描いた餅のような夢だけど。
土曜の夜
2004年7月18日 今日も合コン。
その途中、大阪の彼が電話を何度もくれていた。
気付かなくて。
そしたら、メールに。
今週あった事、今日はスーパー銭湯にいる事。
そして、最後に、明日また電話するね。
と入っていた。
一緒に行った友人と、合コンの後、お茶。
わたし、この人、好きなんだよね。
と、そのメールを見せると。
「メールにも人柄が出るよね。
この人、すごく優しい人でしょう?」
そう。
すごく優しい。
彼は、難しい話はしない。
言い方は悪いが、いつもヘラヘラしている。
「俺、怒らないんだよね。
2度も3度も同じ事されても、まあいいや、と思うんだよね。」
と、やっぱりヘラヘラと笑いながら言った。
その時に。
小学校の時に、甘いものが嫌いなのに、母親代わりの祖母がお菓子をリュック一杯に詰めた事。
15年ぶりに待ち合わせた実の父親が、待ち合わせたものの、お互いに解からなかった事。
そんな話をいつか聞いた事を思い出した。
詳しくは知らないが、複雑な家庭環境は、会話の合間から見て取れた。
何故か、込み上げるものがあった。
幼い頃、血の繋がらない祖母と暮らした日々が蘇った。
父の継母は、概に大人だった父とその妻である母には何も言えず。
その分、その子供である、わたしに様々なものをぶつけた。
わたしの母は、気が強く。
母の前では、小さくなっている祖母を見て。
幼いながらに、これは言いつけてはいけない事なんだという事も解かっていた。
この世の中には理不尽な事が沢山ある。
それを知った6歳の夏。
故にわたしも怒らない。
「何かに期待する事を諦めてしまうと、怒りは感じなくなるものだもんね。」
と、そんなような事を彼に言った。
すると。
彼はしばらく沈黙した後に。
そうかもしれないね。
と言った。
何か欲しいものはないの?
して欲しい事は?
言いたいことは言って?
ムッとしたら、言葉にしてみて?
彼が要求する事は、無条件に聞いてあげたいような。
そんな気分になった。
一度でいいから、彼に思う存分、自分勝手に振舞ってみて欲しい。
そんな彼を見ることが出来たら。
きっと、わたしは安心して、彼から離れる事が出来るだろうと思う。
さて。
彼からの電話を取れなかった原因の合コン。
あんまりピンとくる人はいなかったけど。
わたしのアンテナは、男に対してはポンコツな事は、嫌という程明らかだ。
ピンとくる人程、関らない方が賢明で。
そういう意味では、今日の人たちは粒ぞろいだった。
誘われたら、食事くらいは行っとくべきだろう。
ピンとこなくても。
その途中、大阪の彼が電話を何度もくれていた。
気付かなくて。
そしたら、メールに。
今週あった事、今日はスーパー銭湯にいる事。
そして、最後に、明日また電話するね。
と入っていた。
一緒に行った友人と、合コンの後、お茶。
わたし、この人、好きなんだよね。
と、そのメールを見せると。
「メールにも人柄が出るよね。
この人、すごく優しい人でしょう?」
そう。
すごく優しい。
彼は、難しい話はしない。
言い方は悪いが、いつもヘラヘラしている。
「俺、怒らないんだよね。
2度も3度も同じ事されても、まあいいや、と思うんだよね。」
と、やっぱりヘラヘラと笑いながら言った。
その時に。
小学校の時に、甘いものが嫌いなのに、母親代わりの祖母がお菓子をリュック一杯に詰めた事。
15年ぶりに待ち合わせた実の父親が、待ち合わせたものの、お互いに解からなかった事。
そんな話をいつか聞いた事を思い出した。
詳しくは知らないが、複雑な家庭環境は、会話の合間から見て取れた。
何故か、込み上げるものがあった。
幼い頃、血の繋がらない祖母と暮らした日々が蘇った。
父の継母は、概に大人だった父とその妻である母には何も言えず。
その分、その子供である、わたしに様々なものをぶつけた。
わたしの母は、気が強く。
母の前では、小さくなっている祖母を見て。
幼いながらに、これは言いつけてはいけない事なんだという事も解かっていた。
この世の中には理不尽な事が沢山ある。
それを知った6歳の夏。
故にわたしも怒らない。
「何かに期待する事を諦めてしまうと、怒りは感じなくなるものだもんね。」
と、そんなような事を彼に言った。
すると。
彼はしばらく沈黙した後に。
そうかもしれないね。
と言った。
何か欲しいものはないの?
して欲しい事は?
言いたいことは言って?
ムッとしたら、言葉にしてみて?
彼が要求する事は、無条件に聞いてあげたいような。
そんな気分になった。
一度でいいから、彼に思う存分、自分勝手に振舞ってみて欲しい。
そんな彼を見ることが出来たら。
きっと、わたしは安心して、彼から離れる事が出来るだろうと思う。
さて。
彼からの電話を取れなかった原因の合コン。
あんまりピンとくる人はいなかったけど。
わたしのアンテナは、男に対してはポンコツな事は、嫌という程明らかだ。
ピンとくる人程、関らない方が賢明で。
そういう意味では、今日の人たちは粒ぞろいだった。
誘われたら、食事くらいは行っとくべきだろう。
ピンとこなくても。
あっちゃん
2004年7月16日 久しぶりに店に顔を出すと。
また、ママが女の子にキツクあたっていた。
あっちゃんは、わたしと入れ違いで入ってきた女性。
要領の良さと抜け目無さを持っていない、いわば性格の良い女性。
「酔ったんなら、帰れば」
と、ママが少し酔いすぎて、潰れる寸前の彼女に言った。
飲みすぎて時に酔うのは、ママだってわたしだって同じ。
ただ、飲みなれているので、酔っても仕事をしている、という事だけは忘れないようになっていて。
記憶がないくらいに酔っ払っても、お客サマは立てる。
彼女は、まだ水商売暦が浅く、酔い方も普通の人と変わらない。
確かに、ただの酔っ払い。
でも、追々慣れていくんだから。
例え酔ったって、酔っ払うのが嫌で飲まない女性より。
どれだけ貢献してくれているか。
ほんの一部の人を除き、誰だって、酒なんて飲みたくないのに。
店の為に、売上げの為に、頑張ってくれてる。
わたしは、あっちゃんのそんな所が、とても好きだし、同時に痛ましい。
そして、彼女はママの言葉に従い、帰ろうとした。
が。
「何、あの子、こんな時間に帰るなんて!」
と、ママ。
自分で帰れと言っておいて、そんな事を忘れたように怒り出し。
店を出ようとする彼女を捕まえて。
「ちょっとキツイ事言われたからって、いじけないで!」
と席に連れ戻し。
若いバイトの女の子とお客さんの前で、説教を始めた。
「あっちゃんだって、頑張って飲んでくれているんだから」
と、いたたまれなくなった、わたしが言うと。
「あなたがいちいち口を挟まないで」
と言われた。
まあ、そうだろう。
みんなの前で、わたしにそんな事を言われたら、ママの立場もない。
でも、みんなの前で、説教されてる彼女だって、同じだよ。
立場がない。
人のプライドは、守ってあげて欲しい。
上にたつ人なら、なおさら他人の気持ちには敏感になって欲しい。
店が終わって、ママが店を出たあと。
あっちゃんは泣いていた。
「あっちゃん、泣かなくていいから。
飲んで酔うのは当たり前の事なんだから、あっちゃんは悪くないよ。
そのうち慣れるから。大丈夫だから。」
この子は、わたしの身代わりのように、使って使って使い倒されて。
辛くて泣いている。
あたりまえだ。
歳こそ上でも、水商売初心者の彼女に、求める事が多すぎる。
上手に育てれば、真心を持っている彼女だから。
人気も出るだろうし、長く可愛がってもらえる女性になりそうなのに。
ナナコさんのように仕事しろ、ってママに言われてるんです。
と、彼女は言った。
いい加減にして欲しい。
ここまで来るのに7年だ。
最初の頃は、彼女より全然酷かった。
でも、優しいママの深い懐の中で、ゆったり踊りながら。
のびのびと仕事をさせてもらったおかげで。
ホステスとしては使い物になる程度にまでしてもらった。
否定され、除外しようとばかりしていた、今のママになんとか耐え。
こうして手懐ける事が出来たのも。
当時の愛された記憶と、支えてくれるお客サマがいたからこそで。
スタートを切ったばかりの、自信も支えもない、まだ白紙の状態の彼女に。
そういう、自信とか支えを与えもしないで。
望むばかりなんて、とんでもない話だ。
「自分の事を責める前に、逃げたっていいんだからね。
何処に行っても、不平不満はあるかもしれない。
でも、このママの下で頑張っても、潰れちゃうだけかもしれない。
わたし、最初がこのママだったら、逃げ出してる、多分。」
決めるのはあっちゃんだけど。
あの店では、彼女らしさとか、彼女の良い部分が損なわれる気がしてならない。
また、ママが女の子にキツクあたっていた。
あっちゃんは、わたしと入れ違いで入ってきた女性。
要領の良さと抜け目無さを持っていない、いわば性格の良い女性。
「酔ったんなら、帰れば」
と、ママが少し酔いすぎて、潰れる寸前の彼女に言った。
飲みすぎて時に酔うのは、ママだってわたしだって同じ。
ただ、飲みなれているので、酔っても仕事をしている、という事だけは忘れないようになっていて。
記憶がないくらいに酔っ払っても、お客サマは立てる。
彼女は、まだ水商売暦が浅く、酔い方も普通の人と変わらない。
確かに、ただの酔っ払い。
でも、追々慣れていくんだから。
例え酔ったって、酔っ払うのが嫌で飲まない女性より。
どれだけ貢献してくれているか。
ほんの一部の人を除き、誰だって、酒なんて飲みたくないのに。
店の為に、売上げの為に、頑張ってくれてる。
わたしは、あっちゃんのそんな所が、とても好きだし、同時に痛ましい。
そして、彼女はママの言葉に従い、帰ろうとした。
が。
「何、あの子、こんな時間に帰るなんて!」
と、ママ。
自分で帰れと言っておいて、そんな事を忘れたように怒り出し。
店を出ようとする彼女を捕まえて。
「ちょっとキツイ事言われたからって、いじけないで!」
と席に連れ戻し。
若いバイトの女の子とお客さんの前で、説教を始めた。
「あっちゃんだって、頑張って飲んでくれているんだから」
と、いたたまれなくなった、わたしが言うと。
「あなたがいちいち口を挟まないで」
と言われた。
まあ、そうだろう。
みんなの前で、わたしにそんな事を言われたら、ママの立場もない。
でも、みんなの前で、説教されてる彼女だって、同じだよ。
立場がない。
人のプライドは、守ってあげて欲しい。
上にたつ人なら、なおさら他人の気持ちには敏感になって欲しい。
店が終わって、ママが店を出たあと。
あっちゃんは泣いていた。
「あっちゃん、泣かなくていいから。
飲んで酔うのは当たり前の事なんだから、あっちゃんは悪くないよ。
そのうち慣れるから。大丈夫だから。」
この子は、わたしの身代わりのように、使って使って使い倒されて。
辛くて泣いている。
あたりまえだ。
歳こそ上でも、水商売初心者の彼女に、求める事が多すぎる。
上手に育てれば、真心を持っている彼女だから。
人気も出るだろうし、長く可愛がってもらえる女性になりそうなのに。
ナナコさんのように仕事しろ、ってママに言われてるんです。
と、彼女は言った。
いい加減にして欲しい。
ここまで来るのに7年だ。
最初の頃は、彼女より全然酷かった。
でも、優しいママの深い懐の中で、ゆったり踊りながら。
のびのびと仕事をさせてもらったおかげで。
ホステスとしては使い物になる程度にまでしてもらった。
否定され、除外しようとばかりしていた、今のママになんとか耐え。
こうして手懐ける事が出来たのも。
当時の愛された記憶と、支えてくれるお客サマがいたからこそで。
スタートを切ったばかりの、自信も支えもない、まだ白紙の状態の彼女に。
そういう、自信とか支えを与えもしないで。
望むばかりなんて、とんでもない話だ。
「自分の事を責める前に、逃げたっていいんだからね。
何処に行っても、不平不満はあるかもしれない。
でも、このママの下で頑張っても、潰れちゃうだけかもしれない。
わたし、最初がこのママだったら、逃げ出してる、多分。」
決めるのはあっちゃんだけど。
あの店では、彼女らしさとか、彼女の良い部分が損なわれる気がしてならない。
心のエステ
2004年7月15日 なかなか紳士な既婚者、42歳。
当たり前だけど、家庭とお金のある男の人は、恋をしたがる。
それもライトな恋愛。
何故かそれが、心地よかったりする。
仕事でも家庭でも、何でも良いから。
わたしより大切なものを持っている人が好ましい。
わたしが目の前から消える日が来ても。
少しの痛みと共に、平然と日常を送れる人が好ましい。
他人の重い気持ちを受け入れる余裕はないし。
自らもまた、無防備に恋愛にのめり込む事はしたくない。
楽しい部分だけを享受しようと思えば。
優しさを装えるだけのクールさは、やはり必要になる。
そして、その優しさの意味を知りつつ、憤らない寛大さも必要だ。
水際に座り、キレイな色のカクテルを飲みながら。
「家庭があっても、余裕があるのなら、恋愛したくなって当然ですよね。
あくまでも、お金と気持ちに余裕のある場合に限りますけど。」
そんな事を、いわば彼に都合の良い事を囁く。
他人事のように。
まあ、現時点では、他人事に間違いはない。
案の定、そんな他人事みたいに言わないでよ。と言われる。
口説きたいのなら。
時間と金を使って、気を使い頭を使い、精一杯、口説いてみてよね。
このプロセスが、一番、楽しい時でしょう?
と思いつつ。
ただ笑って。
「他人事って。
そう言ってしまうと全く無関心みたい。
耳障りの悪い言葉ですね。」
と、関係ありそうで、全く関係のない事を喋る。
こんな場合は、何でもいいのだ。
「他人事って言えば、最近、倒れてる人見ても、無視する人ばかりね。」
とか。
「他人事って言えば、他人丼って知ってます?」
とかでもいい。
王手はそう簡単にはかけられないという事を、認識してもらう為の作業。
無粋な人と、あきらかにわたしより上手には通じないが。
こんなふうにして、遊ぶのは楽しい。
心のエステのようなものか。
とりあえず、今日は満足。
当たり前だけど、家庭とお金のある男の人は、恋をしたがる。
それもライトな恋愛。
何故かそれが、心地よかったりする。
仕事でも家庭でも、何でも良いから。
わたしより大切なものを持っている人が好ましい。
わたしが目の前から消える日が来ても。
少しの痛みと共に、平然と日常を送れる人が好ましい。
他人の重い気持ちを受け入れる余裕はないし。
自らもまた、無防備に恋愛にのめり込む事はしたくない。
楽しい部分だけを享受しようと思えば。
優しさを装えるだけのクールさは、やはり必要になる。
そして、その優しさの意味を知りつつ、憤らない寛大さも必要だ。
水際に座り、キレイな色のカクテルを飲みながら。
「家庭があっても、余裕があるのなら、恋愛したくなって当然ですよね。
あくまでも、お金と気持ちに余裕のある場合に限りますけど。」
そんな事を、いわば彼に都合の良い事を囁く。
他人事のように。
まあ、現時点では、他人事に間違いはない。
案の定、そんな他人事みたいに言わないでよ。と言われる。
口説きたいのなら。
時間と金を使って、気を使い頭を使い、精一杯、口説いてみてよね。
このプロセスが、一番、楽しい時でしょう?
と思いつつ。
ただ笑って。
「他人事って。
そう言ってしまうと全く無関心みたい。
耳障りの悪い言葉ですね。」
と、関係ありそうで、全く関係のない事を喋る。
こんな場合は、何でもいいのだ。
「他人事って言えば、最近、倒れてる人見ても、無視する人ばかりね。」
とか。
「他人事って言えば、他人丼って知ってます?」
とかでもいい。
王手はそう簡単にはかけられないという事を、認識してもらう為の作業。
無粋な人と、あきらかにわたしより上手には通じないが。
こんなふうにして、遊ぶのは楽しい。
心のエステのようなものか。
とりあえず、今日は満足。
愛人の資格なし
2004年7月14日 久しぶりに時間の出来たパトロンと食事。
会うの1ヶ月ぶり。
なのに、食事だけで帰ってきた。
ダメなわたし。
囲われ女失格。
優しい人だから、無理強いはしない事がわかっていて。
「パパ、明日早いんでしょ?
わたし、早く起きるの嫌。」
と、平然と言い放った、本当にダメなわたし。
会うの、約1ヶ月ぶりなのに。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
今日の約束をしたのは、1週間程前で。
でも、自由な時間を満喫していたわたしは。
今日が来るのを憂いていた。
1週間、彼に会う事が気重で仕方なかった。
泊まる事を回避すべく、色々な理由を考えていた。
でも、やっぱり一緒に時間を過ごせば、それなりに楽しくて。
それなりには、やっぱり好きなんだけど。
なのに、どうしてなんだろう。
寝たくはない。
この生活も、そろそろ終焉だろうか。
今日は、先日の気のきかない男からも誘いの電話を貰っていたが、パトロン優先。
この人とは、ダメかも。
タイミングが合わない。
明日はプール。
これは、やはり先日の既婚者と。
さて、どうなることやら。
会うの1ヶ月ぶり。
なのに、食事だけで帰ってきた。
ダメなわたし。
囲われ女失格。
優しい人だから、無理強いはしない事がわかっていて。
「パパ、明日早いんでしょ?
わたし、早く起きるの嫌。」
と、平然と言い放った、本当にダメなわたし。
会うの、約1ヶ月ぶりなのに。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
今日の約束をしたのは、1週間程前で。
でも、自由な時間を満喫していたわたしは。
今日が来るのを憂いていた。
1週間、彼に会う事が気重で仕方なかった。
泊まる事を回避すべく、色々な理由を考えていた。
でも、やっぱり一緒に時間を過ごせば、それなりに楽しくて。
それなりには、やっぱり好きなんだけど。
なのに、どうしてなんだろう。
寝たくはない。
この生活も、そろそろ終焉だろうか。
今日は、先日の気のきかない男からも誘いの電話を貰っていたが、パトロン優先。
この人とは、ダメかも。
タイミングが合わない。
明日はプール。
これは、やはり先日の既婚者と。
さて、どうなることやら。
餓鬼
2004年7月13日 地元に住む彼には、一つ上でもう4年くらい付き合っている彼女がいる。
ほんの時々しか、その話はしない。
彼は、いつもお気に入りの女を何人か持っている。
だいたい、片手の数くらいか。
入れ替わりが激しいが、でも長い女も時々いる。
その他に、行きずりの女もいる。
「俺、結婚しようかな、と頭では思ってる。
でも、本音は結婚したくないんだよね。」
それはそうだろう。
彼は31歳。
今から5年は、確実に楽しい。
「彼女が若いのなら、それもいいかもしれない。
待っててくれるかもしれない。
でも、大抵の32歳の女なら結婚を焦ってるはずだよ。」
「それは、解かってる。
でも、彼女はそんな事、言わないしね。」
言えないのは、あなたの事が好きだからじゃない。
ふいに。
「彼女、あなたと別れた方が幸せなのにね。
あなたと結婚すると、きっと辛い事が沢山待ってるもの。」
と言葉が漏れる。
でも、あなたも辛いわよね。
常に新しい女を求め続けて、手に入れなければ気がすまない。
それって、地獄ね。
食べても食べても満たされない、まるで餓鬼地獄のよう。
ほんの時々しか、その話はしない。
彼は、いつもお気に入りの女を何人か持っている。
だいたい、片手の数くらいか。
入れ替わりが激しいが、でも長い女も時々いる。
その他に、行きずりの女もいる。
「俺、結婚しようかな、と頭では思ってる。
でも、本音は結婚したくないんだよね。」
それはそうだろう。
彼は31歳。
今から5年は、確実に楽しい。
「彼女が若いのなら、それもいいかもしれない。
待っててくれるかもしれない。
でも、大抵の32歳の女なら結婚を焦ってるはずだよ。」
「それは、解かってる。
でも、彼女はそんな事、言わないしね。」
言えないのは、あなたの事が好きだからじゃない。
ふいに。
「彼女、あなたと別れた方が幸せなのにね。
あなたと結婚すると、きっと辛い事が沢山待ってるもの。」
と言葉が漏れる。
でも、あなたも辛いわよね。
常に新しい女を求め続けて、手に入れなければ気がすまない。
それって、地獄ね。
食べても食べても満たされない、まるで餓鬼地獄のよう。
信じられない金持ち
2004年7月11日 旧知のお客サマと晴海で食事。
この夏、わたしは、香港に行く予定で。
その事を何かの拍子に言っていたのだろう。
だから今日、香港より、○○さんが来てるから、と誘ってくれた。
2年前に、その人の接待で温泉に行った事があるので、会うのは2度目。
店を休む保障も兼ねて、日当10万も頂いた、その接待では。
香港の人の他にも、おじさまが一人いらしたが、2人とも楽しい方で。
お金を頂き、その上、エステに温泉、懐石料理、と非常に楽しかった。
そのお客さまは、楽しませてくれてありがとう、と御礼を言ってくれたが。
わたしの方が、楽しませて頂いてありがとう、と言いたくなるような接待だった。
そのお客サマが紹介してくれる方は。
アメックスとかダイナーズのブラックカードを持っている、飛びぬけたお金持ちばかりだ。
今日の香港の方も、やはり非常にお金持ちで。
何故か、帰りにドンキに寄りたいと言い出し。
新作のシャネルのバックを購入。
お土産にするのかなあ、と思っていたら。
可愛い僕のお友達に今日の御礼です、と、わたしに下さった。
会うの2度目で。
別に、わたしの事など口説こうとも何とも思ってないだろうに。
この人にとっては、シャネルのバックなんて、明治のチョコレートを買うような感覚なんだろう。
お客サマも、良かったねえ、と笑っている事だし。
遠慮せずに頂いておいた。
あちらに行ったら、案内してもらうようにお願いしたわたしの方が、本当は御礼をしなきゃならないんだろうけど。
これくらいの大金持ちになると、わたしの常識など通用しないんだろうし。
素直に喜んだほうが、お互い気分が良いというものだろう。
でも、どうせなら、財布が欲しかったな、と思う。
財布は、お金持ちの人に貰うと、財力がUPするらしいから。
並みのお金持ちじゃない、この人からプレゼントしてもらったら、ものすごく、縁起が良さそうだ。
この夏、わたしは、香港に行く予定で。
その事を何かの拍子に言っていたのだろう。
だから今日、香港より、○○さんが来てるから、と誘ってくれた。
2年前に、その人の接待で温泉に行った事があるので、会うのは2度目。
店を休む保障も兼ねて、日当10万も頂いた、その接待では。
香港の人の他にも、おじさまが一人いらしたが、2人とも楽しい方で。
お金を頂き、その上、エステに温泉、懐石料理、と非常に楽しかった。
そのお客さまは、楽しませてくれてありがとう、と御礼を言ってくれたが。
わたしの方が、楽しませて頂いてありがとう、と言いたくなるような接待だった。
そのお客サマが紹介してくれる方は。
アメックスとかダイナーズのブラックカードを持っている、飛びぬけたお金持ちばかりだ。
今日の香港の方も、やはり非常にお金持ちで。
何故か、帰りにドンキに寄りたいと言い出し。
新作のシャネルのバックを購入。
お土産にするのかなあ、と思っていたら。
可愛い僕のお友達に今日の御礼です、と、わたしに下さった。
会うの2度目で。
別に、わたしの事など口説こうとも何とも思ってないだろうに。
この人にとっては、シャネルのバックなんて、明治のチョコレートを買うような感覚なんだろう。
お客サマも、良かったねえ、と笑っている事だし。
遠慮せずに頂いておいた。
あちらに行ったら、案内してもらうようにお願いしたわたしの方が、本当は御礼をしなきゃならないんだろうけど。
これくらいの大金持ちになると、わたしの常識など通用しないんだろうし。
素直に喜んだほうが、お互い気分が良いというものだろう。
でも、どうせなら、財布が欲しかったな、と思う。
財布は、お金持ちの人に貰うと、財力がUPするらしいから。
並みのお金持ちじゃない、この人からプレゼントしてもらったら、ものすごく、縁起が良さそうだ。
気分悪い男
2004年7月9日 銀座で食事。
今日の相手は同じ歳の男の子。
彼の誕生日を一緒に過ごして欲しいというリクエストだったので。
わたしは、疲れていた。
寝不足だったし、体調も優れなかった。
なので、今日は盛り上げられないと思う、と先に言っておいた。
お店は、彼が行きたいと言った、若い人向けのダイニングバー。
まあ、少し高めの居酒屋というところだろう。
しかし、料理は不味く。
サービスも行き届いていない。
飲み物は空のまま、料理も空のまま。
手持ち無沙汰の時間がやたらに長い。
最初のうちは、料理の不味さとか、店のチョイスを間違えた、とか。
もちろん、その店を選んだ彼が口火を切り、わたしもそう思ったから。
そんな話をしていたが。
自然、黙り勝ちになっていった。
今日は疲れていたし、気楽な相手だと思ったので、気を使って話を振る必要もないと思ったので。
ボーっと、店内にある水槽の魚を見ていた。
わたしは、不機嫌だったわけではない。
横柄な態度を取ったつもりもない。
目が合えば、にっこり笑ったし。
だが、彼は、店の事で、黙り込んでいる、と思ったようで。
コース料理の途中で、突然、帰ろうと言い出した。
わたしも機嫌を取るのも面倒だったので、そうしましょう、と同意。
店の前で、別れた。
彼が、何故怒ったのかは、解かる。
黙りがちな場面でも、気を引き立てるように会話を振るべきだったのだろう。
誕生日だし、気を使ってあげるべきだったんだろう。
でも、理解はしない。
いつもは、天真爛漫に許される程度のわがままさを振りまいている賑やかで朗らかなわたし。
大抵の男の人には、そんな感じだ。
彼にも同じように接してきた。
だけど、今日、わたしは疲れていて、それが楽じゃなかった。
単に、本来の姿に戻り、普通のテンションに戻っていただけ。
たまたま、店が悪かったが。
でも、わたしは、ダイニングバーと呼ばれる種類の店に過度の期待はしないし。
味は、人それぞれ味覚があるので、なんとも言えないが。
サービスと料金はある程度、比例するものだと思う。
そんな事で、わたし怒らないし、不機嫌になんてならないんだけどな。
話題が見つからなかったのは、お互いサマで。
楽しく賑やかにしたかったのは、解かるけど。
自らは、望むだけ、と言うのは、どうなんだろう。
わたしも人間だから、怒りの感情というものも持ち合わせているが。
それを感じても、あからさまに態度に表す事は、しないし。
抑えられない程に怒ったりした事はない。
例外は、家族だけで。
他人に対しては、初めから期待していないので、意にそぐわなくても、そんなに怒りはしない。
諦めたり、失望したり、悲しかったりする事の方が、ずっと多い。
今日は、誤解されてしまったようで悲しかった。
だけど、言葉を尽して誤解を解きたいわけでもなく。
もう関らなくてもいい、と思っている。
大事な人でもなく、メリットのある相手でもない。
ましてや、好きだといってくれていたんだから。
どんなわたしでも、許してくれなくては。
じゃなきゃ、好きだなどと言う資格ナシだ。
今日の相手は同じ歳の男の子。
彼の誕生日を一緒に過ごして欲しいというリクエストだったので。
わたしは、疲れていた。
寝不足だったし、体調も優れなかった。
なので、今日は盛り上げられないと思う、と先に言っておいた。
お店は、彼が行きたいと言った、若い人向けのダイニングバー。
まあ、少し高めの居酒屋というところだろう。
しかし、料理は不味く。
サービスも行き届いていない。
飲み物は空のまま、料理も空のまま。
手持ち無沙汰の時間がやたらに長い。
最初のうちは、料理の不味さとか、店のチョイスを間違えた、とか。
もちろん、その店を選んだ彼が口火を切り、わたしもそう思ったから。
そんな話をしていたが。
自然、黙り勝ちになっていった。
今日は疲れていたし、気楽な相手だと思ったので、気を使って話を振る必要もないと思ったので。
ボーっと、店内にある水槽の魚を見ていた。
わたしは、不機嫌だったわけではない。
横柄な態度を取ったつもりもない。
目が合えば、にっこり笑ったし。
だが、彼は、店の事で、黙り込んでいる、と思ったようで。
コース料理の途中で、突然、帰ろうと言い出した。
わたしも機嫌を取るのも面倒だったので、そうしましょう、と同意。
店の前で、別れた。
彼が、何故怒ったのかは、解かる。
黙りがちな場面でも、気を引き立てるように会話を振るべきだったのだろう。
誕生日だし、気を使ってあげるべきだったんだろう。
でも、理解はしない。
いつもは、天真爛漫に許される程度のわがままさを振りまいている賑やかで朗らかなわたし。
大抵の男の人には、そんな感じだ。
彼にも同じように接してきた。
だけど、今日、わたしは疲れていて、それが楽じゃなかった。
単に、本来の姿に戻り、普通のテンションに戻っていただけ。
たまたま、店が悪かったが。
でも、わたしは、ダイニングバーと呼ばれる種類の店に過度の期待はしないし。
味は、人それぞれ味覚があるので、なんとも言えないが。
サービスと料金はある程度、比例するものだと思う。
そんな事で、わたし怒らないし、不機嫌になんてならないんだけどな。
話題が見つからなかったのは、お互いサマで。
楽しく賑やかにしたかったのは、解かるけど。
自らは、望むだけ、と言うのは、どうなんだろう。
わたしも人間だから、怒りの感情というものも持ち合わせているが。
それを感じても、あからさまに態度に表す事は、しないし。
抑えられない程に怒ったりした事はない。
例外は、家族だけで。
他人に対しては、初めから期待していないので、意にそぐわなくても、そんなに怒りはしない。
諦めたり、失望したり、悲しかったりする事の方が、ずっと多い。
今日は、誤解されてしまったようで悲しかった。
だけど、言葉を尽して誤解を解きたいわけでもなく。
もう関らなくてもいい、と思っている。
大事な人でもなく、メリットのある相手でもない。
ましてや、好きだといってくれていたんだから。
どんなわたしでも、許してくれなくては。
じゃなきゃ、好きだなどと言う資格ナシだ。
悔やみたくはないけれど
2004年7月8日 大阪の彼が体調不良で入院している。
一人暮らしで、ちゃんとした食生活を送っていないようだし。
仕事は激務に近く、月のうち半分くらいは海外。
心配。
わたしは、この人のことが好きだ。
とても好きだ。
この人となら、穏やかに優しくいられるだろう。
人として、学ぶところもあるだろう。
そんなふうに思う。
でも、そろそろ、お別れしなくちゃいけない。
気持ちが深入りする前に。
違う出会い方だったら、どんなに良かっただろう、と思う。
わたしは、ホステスの時、彼の上司の係りだった。
非常に気に入って頂き、会社の接待や内々の飲み会で使って貰った。
もちろん口説かれていた。
でも、その上司は既婚者だったので、お遊びの範囲。
問題だったのは。
内々の飲み会でご一緒するうちに、彼の先輩にあたる人が。
何故かわたしと結婚したいと言い出して、自分の給料で店に通い詰める入れ込み方。
真面目な良い人だったので、わたしのお客である上司も、次第に応援するようになった頃。
その先輩が、可愛がっている後輩である彼を連れて、店にやってきた。
それが、彼との出会いだ。
先輩からは、未だにメールや電話がくるし。
まさか、可愛がっている後輩と、なんて思ってもないだろう。
頃合を見て離れなければ、彼の将来を潰してしまう事になりかねない。
とても、残念だけど。
深入りする前に。
今なら離れても、まだそんなに痛手は負わない。
本当は、自分を守りたいわたし。
辛い思いは、避けたい。
でも心配だから、会いに行こう。
そして、終わりにしよう、と思う。
一人暮らしで、ちゃんとした食生活を送っていないようだし。
仕事は激務に近く、月のうち半分くらいは海外。
心配。
わたしは、この人のことが好きだ。
とても好きだ。
この人となら、穏やかに優しくいられるだろう。
人として、学ぶところもあるだろう。
そんなふうに思う。
でも、そろそろ、お別れしなくちゃいけない。
気持ちが深入りする前に。
違う出会い方だったら、どんなに良かっただろう、と思う。
わたしは、ホステスの時、彼の上司の係りだった。
非常に気に入って頂き、会社の接待や内々の飲み会で使って貰った。
もちろん口説かれていた。
でも、その上司は既婚者だったので、お遊びの範囲。
問題だったのは。
内々の飲み会でご一緒するうちに、彼の先輩にあたる人が。
何故かわたしと結婚したいと言い出して、自分の給料で店に通い詰める入れ込み方。
真面目な良い人だったので、わたしのお客である上司も、次第に応援するようになった頃。
その先輩が、可愛がっている後輩である彼を連れて、店にやってきた。
それが、彼との出会いだ。
先輩からは、未だにメールや電話がくるし。
まさか、可愛がっている後輩と、なんて思ってもないだろう。
頃合を見て離れなければ、彼の将来を潰してしまう事になりかねない。
とても、残念だけど。
深入りする前に。
今なら離れても、まだそんなに痛手は負わない。
本当は、自分を守りたいわたし。
辛い思いは、避けたい。
でも心配だから、会いに行こう。
そして、終わりにしよう、と思う。
わたしの目に映る彼女
2004年7月6日 勤めている会社に、とっても可愛い女の子がいる。
そもそも、とても地味な社風で。
ここは本当に都心ですか?と言いたくなるくらいの会社。
わたしの後に、20代前半の女の子が10人くらい入社してきたが。
驚くほど、擦れていない、純真な感じ。
その中でも、ひときわ心を惹かれる女の子がいる。
彼女は、25歳だけど、まず未成年に見える。
麦わら帽子と短パンに虫取り網を持たせたら、最高に似合いそうな女の子。
要領が悪いらしく、いつも上司に怒られては、トイレで泣いている。
が、屈託がないのだろう。
何時間かすれば、元気に笑っている。
そして、いつも人一倍、遅くまで残業している。
そんな女の子。
わたしは、彼女とは親しいわけでもなんでもないが。
気負わない真面目さと、ひたむきさを見ていて感じる。
あんな妹が欲しいなあ、と思う。
もっと言えば、わたしもあんな風に生きてみたかった、と思う。
それを憧憬というのだろうか。
彼女から、つい目が離せない。
彼女は一見、普通の女の子だけど。
わたしの目には、とても美しく映る。
そもそも、とても地味な社風で。
ここは本当に都心ですか?と言いたくなるくらいの会社。
わたしの後に、20代前半の女の子が10人くらい入社してきたが。
驚くほど、擦れていない、純真な感じ。
その中でも、ひときわ心を惹かれる女の子がいる。
彼女は、25歳だけど、まず未成年に見える。
麦わら帽子と短パンに虫取り網を持たせたら、最高に似合いそうな女の子。
要領が悪いらしく、いつも上司に怒られては、トイレで泣いている。
が、屈託がないのだろう。
何時間かすれば、元気に笑っている。
そして、いつも人一倍、遅くまで残業している。
そんな女の子。
わたしは、彼女とは親しいわけでもなんでもないが。
気負わない真面目さと、ひたむきさを見ていて感じる。
あんな妹が欲しいなあ、と思う。
もっと言えば、わたしもあんな風に生きてみたかった、と思う。
それを憧憬というのだろうか。
彼女から、つい目が離せない。
彼女は一見、普通の女の子だけど。
わたしの目には、とても美しく映る。
就職活動
2004年7月5日 わたしと友人の合言葉は「結婚」
選ぶ側から、選ばれる側へシフトする前に。
すなわち、売れるうちに売っておこう、という作戦。
ちょっと気付くのが遅すぎたが、30歳を目前にして、叩き売り状態。
あからさまに言ってしまえば、結婚という名の就職活動のようなものだ。
合コンは、めぼしい企業をピックアップするセミナー。
その後の食事は、面接。
面接なのだから、本性をさらす必要はない。
都合の悪い事は、もちろん隠すし、社風に合わせて自分をつくるのは、嗜みだろう。
そして、2次面接、3次面接とこなして。
めでたく就職する、というわけ。
自分を発揮するのは、ここからで良いのだ。
是非この企業に、というようなのを探しているのだが、そういうのは競争率も高い。
ピックアップした企業も調べて見ると、イマイチで。
気乗りしなかったり。
先日のように既婚者だったりする、インチキ企業も出てくる。
前途多難。
友人と溜め息ばかりついている。
が。
諦めないで、エントリーシートを提出しつづけようね、と励ましあう。
地道な?努力が実を結ぶのだろうから、と。
そんなわけで、しばらくは就職活動の日々が続く。
「就職活動日記」に題名変えようかな。
選ぶ側から、選ばれる側へシフトする前に。
すなわち、売れるうちに売っておこう、という作戦。
ちょっと気付くのが遅すぎたが、30歳を目前にして、叩き売り状態。
あからさまに言ってしまえば、結婚という名の就職活動のようなものだ。
合コンは、めぼしい企業をピックアップするセミナー。
その後の食事は、面接。
面接なのだから、本性をさらす必要はない。
都合の悪い事は、もちろん隠すし、社風に合わせて自分をつくるのは、嗜みだろう。
そして、2次面接、3次面接とこなして。
めでたく就職する、というわけ。
自分を発揮するのは、ここからで良いのだ。
是非この企業に、というようなのを探しているのだが、そういうのは競争率も高い。
ピックアップした企業も調べて見ると、イマイチで。
気乗りしなかったり。
先日のように既婚者だったりする、インチキ企業も出てくる。
前途多難。
友人と溜め息ばかりついている。
が。
諦めないで、エントリーシートを提出しつづけようね、と励ましあう。
地道な?努力が実を結ぶのだろうから、と。
そんなわけで、しばらくは就職活動の日々が続く。
「就職活動日記」に題名変えようかな。
勝負下着
2004年7月4日 無駄に高価な下着をわりと沢山持っている。
洋服より余程、高価だったりする。
でも、美しいので、ついつい購入してしまう。
バーゲンシーズン到来で、買い物に行ったものの。
あまりの人混みに嫌気がさして。
下着売り場に行ってみた。
夢の国のようにキレイな色とレースで溢れていて。
いつも見ているだけで、幸せな気分になる。
今日は散財するつもりで来たのに、洋服も買ってないし、と太っ腹になって。
3セット購入。
薔薇色のバラ模様のと、白地に霞のような黒いレースのと。
胸の開いた服を着る時用に、エグッたようなラインのを一枚。
バラ模様は、繊細でキレイだったのでキャミソールも購入。
これで、夏の洋服の予算は使い切ってしまった。
でもキレイだから満足。
こういうのは、勝負下着ではなくて普段使い。
買ったものは、フル活用。
ケチなので、使わないものは、買わない。
そんなわたしの勝負下着とは。
それは、上下バラバラの組み合わせ。
そうしておけば、見られたくないから、コトに至れない。
寝たいけど、寝るべきではない人に会う場合は、これに限る。
性欲と勝負の時の、勝負下着。
落ち着かなくて嫌だけど、効果は絶大。
洋服より余程、高価だったりする。
でも、美しいので、ついつい購入してしまう。
バーゲンシーズン到来で、買い物に行ったものの。
あまりの人混みに嫌気がさして。
下着売り場に行ってみた。
夢の国のようにキレイな色とレースで溢れていて。
いつも見ているだけで、幸せな気分になる。
今日は散財するつもりで来たのに、洋服も買ってないし、と太っ腹になって。
3セット購入。
薔薇色のバラ模様のと、白地に霞のような黒いレースのと。
胸の開いた服を着る時用に、エグッたようなラインのを一枚。
バラ模様は、繊細でキレイだったのでキャミソールも購入。
これで、夏の洋服の予算は使い切ってしまった。
でもキレイだから満足。
こういうのは、勝負下着ではなくて普段使い。
買ったものは、フル活用。
ケチなので、使わないものは、買わない。
そんなわたしの勝負下着とは。
それは、上下バラバラの組み合わせ。
そうしておけば、見られたくないから、コトに至れない。
寝たいけど、寝るべきではない人に会う場合は、これに限る。
性欲と勝負の時の、勝負下着。
落ち着かなくて嫌だけど、効果は絶大。
また出会い?
2004年7月3日 今日は一つ上の男の人と食事。
先日の妻子持ちを捕まえてしまった合コンで。
いい感じにハンサムだったので、この人にも電話番号を教えた。
先日、家にやってきた彼と同じ名前だったのも、ちょっと関係あったかも。
○○さん、と呼ぶと。
胸が少しキュっとなったから。
ちなみに、この二人はその合コンが初対面で、繋がりはないようだ。
この彼は独身だった。
でも、何か違う。
変な違和感。
まず、待ち合わせの場所。
わたしの知らない場所だったので、わからないかも、と言ったのに。
わからなかったら、電話して、と言った。
もう少し、思いやりの言葉はないのか。
それから食事の場所。
今日は用事があるから、21時までに帰りたい、と伝えたのに。
だから、駅近くで済ませたかったのに。
言わないわたしも悪いけど、何も聞いてくれなかった。
気が利かないのでは?
そして、21時までに帰ると言ったのに。
逆算して、気付いてくれても良さそうなのに。
その時間になっても、何も言ってくれない。
と、そんな感じだ。
でも、多分。
この人の態度は、普通の人が他人に接する態度で、何の問題もない。
そんな事を思う、わたしの方が我侭なんだろう。
特別に優しくされたり、至れり尽せりやってもらう事に慣れすぎて。
そんな事を不満に感じるようになってしまっている。
わたしの事を口説こうとしている人は。
当たり前だけど、わたしの気持ちに、最大限に添うよう努力してくれる。
口説く事を諦めても、そういう人が大半なのに。
この人には、それが感じられなかった。
普通の友達に対するような態度。
ナルシストなのか、気が利かないのか。
それとも、わたしに興味がないのか。
でも、こうして電話をしてきて、食事に誘うくらいだから。
何の興味もない、という事はないだろう。
寝たいだけ、とかだったら、それこそ大袈裟なくらいにやっておいて損はないと考えるのが、普通の男だと思う。
セカンドにしたい場合も彼女にしたい場合も、同様で。
だから、男は総じて優しいのだ、とわたしは思っている。
でも、この人の態度は、そんな女に対する態度ではなく。
本当に、ただの友達とか同僚に対するような感じの態度。
今度は、何処に行こう、とか言っていたけど。
ただ、飲み友達が欲しかっただけなのかなあ。
それなら、それでいいんだけど。
でも、そうじゃないなら。
不思議で仕方がない。
本当のところは、どうなんだろう。
先日の妻子持ちを捕まえてしまった合コンで。
いい感じにハンサムだったので、この人にも電話番号を教えた。
先日、家にやってきた彼と同じ名前だったのも、ちょっと関係あったかも。
○○さん、と呼ぶと。
胸が少しキュっとなったから。
ちなみに、この二人はその合コンが初対面で、繋がりはないようだ。
この彼は独身だった。
でも、何か違う。
変な違和感。
まず、待ち合わせの場所。
わたしの知らない場所だったので、わからないかも、と言ったのに。
わからなかったら、電話して、と言った。
もう少し、思いやりの言葉はないのか。
それから食事の場所。
今日は用事があるから、21時までに帰りたい、と伝えたのに。
だから、駅近くで済ませたかったのに。
言わないわたしも悪いけど、何も聞いてくれなかった。
気が利かないのでは?
そして、21時までに帰ると言ったのに。
逆算して、気付いてくれても良さそうなのに。
その時間になっても、何も言ってくれない。
と、そんな感じだ。
でも、多分。
この人の態度は、普通の人が他人に接する態度で、何の問題もない。
そんな事を思う、わたしの方が我侭なんだろう。
特別に優しくされたり、至れり尽せりやってもらう事に慣れすぎて。
そんな事を不満に感じるようになってしまっている。
わたしの事を口説こうとしている人は。
当たり前だけど、わたしの気持ちに、最大限に添うよう努力してくれる。
口説く事を諦めても、そういう人が大半なのに。
この人には、それが感じられなかった。
普通の友達に対するような態度。
ナルシストなのか、気が利かないのか。
それとも、わたしに興味がないのか。
でも、こうして電話をしてきて、食事に誘うくらいだから。
何の興味もない、という事はないだろう。
寝たいだけ、とかだったら、それこそ大袈裟なくらいにやっておいて損はないと考えるのが、普通の男だと思う。
セカンドにしたい場合も彼女にしたい場合も、同様で。
だから、男は総じて優しいのだ、とわたしは思っている。
でも、この人の態度は、そんな女に対する態度ではなく。
本当に、ただの友達とか同僚に対するような感じの態度。
今度は、何処に行こう、とか言っていたけど。
ただ、飲み友達が欲しかっただけなのかなあ。
それなら、それでいいんだけど。
でも、そうじゃないなら。
不思議で仕方がない。
本当のところは、どうなんだろう。
無神経な上司
2004年7月1日 上司より、他部署の男性達が、一緒に飲みたいって言ってるけど、どうする?
と言われた。
いかない。
と、即答。
わたしは知っている。
彼らが、寄ってたかって、わたしのプライベートを噂してる事。
憶測もあるだろうが、それがおおよそ当たっている事も。
でもそれは、わたしを見れば、誰でもそう思うだろう事。
だから、別に腹を立てているわけじゃない。
だた、わたしの私生活を彼らの酒のサカナに提供するつもりなんて。
1ミリたりともありはしない。
「皆と一緒に飲む時間があるんだったら、あなたと二人でいたいもの。
何か理由をつけて断っておいて。
一緒に住んでる彼がうるさくて、門限がある、とか」
「そんな事言ったら、パトロンと住んでるって言われるよ。」
と、言うので。
「すでに言われてるんだから、全然構わないわよ。」
と笑った。
会社で噂されたくない事は。
この上司との事のみ。
それだけは、この人の為に隠しておきたい。
でも。
この人はそんなわたしの気持ちを全然理解してくれていないようだ。
じゃなければ、こんなに無邪気に飲み会の話を持ち出したりしない。
その無神経さに。
「あの人たちに噂話を提供したくなったら、あなたが言ったらいいわ。
わたしが夜はどんなふうか、リポートすればいいわよ。
喜んでくれると思うわよ、きっと。」
と、皮肉を一つ見舞った。
と言われた。
いかない。
と、即答。
わたしは知っている。
彼らが、寄ってたかって、わたしのプライベートを噂してる事。
憶測もあるだろうが、それがおおよそ当たっている事も。
でもそれは、わたしを見れば、誰でもそう思うだろう事。
だから、別に腹を立てているわけじゃない。
だた、わたしの私生活を彼らの酒のサカナに提供するつもりなんて。
1ミリたりともありはしない。
「皆と一緒に飲む時間があるんだったら、あなたと二人でいたいもの。
何か理由をつけて断っておいて。
一緒に住んでる彼がうるさくて、門限がある、とか」
「そんな事言ったら、パトロンと住んでるって言われるよ。」
と、言うので。
「すでに言われてるんだから、全然構わないわよ。」
と笑った。
会社で噂されたくない事は。
この上司との事のみ。
それだけは、この人の為に隠しておきたい。
でも。
この人はそんなわたしの気持ちを全然理解してくれていないようだ。
じゃなければ、こんなに無邪気に飲み会の話を持ち出したりしない。
その無神経さに。
「あの人たちに噂話を提供したくなったら、あなたが言ったらいいわ。
わたしが夜はどんなふうか、リポートすればいいわよ。
喜んでくれると思うわよ、きっと。」
と、皮肉を一つ見舞った。
幸せな夕食
2004年6月30日 何故か、お客さまより、お中元が届いた。
わたしの大好物のさくらんぼ。
嬉しい。
好きって言ったの、覚えていてくれたのかな。
お中元やお歳暮は、贈ることはあっても、頂いたのは初めてかもしれない。
以前、近所に住んでいた、某社の役員さんは自宅に届いた高級食材を山のようにくれたけど。
わたし宛に自宅へ、なんていうのは、生まれて初めて。
桐の箱に綺麗に並んだ、大量のさくらんぼ。
これを独り占めなんて。
恐ろしい幸福感。
今日の夕食はさくらんぼ。
なんて贅沢。
さくらんぼで、お腹が一杯になるなんて。
大好物を目の前に、今日のわたしは少々浮かれ気味だ。
ご挨拶もせずに辞めたわたしなのに。
こうして今も気にかけて下さっているんだと思うと。
胸が温かいもので満たされる。
明日、御礼のメールしよう。
ちなみに、デザートもさくらんぼだ。
わたしの大好物のさくらんぼ。
嬉しい。
好きって言ったの、覚えていてくれたのかな。
お中元やお歳暮は、贈ることはあっても、頂いたのは初めてかもしれない。
以前、近所に住んでいた、某社の役員さんは自宅に届いた高級食材を山のようにくれたけど。
わたし宛に自宅へ、なんていうのは、生まれて初めて。
桐の箱に綺麗に並んだ、大量のさくらんぼ。
これを独り占めなんて。
恐ろしい幸福感。
今日の夕食はさくらんぼ。
なんて贅沢。
さくらんぼで、お腹が一杯になるなんて。
大好物を目の前に、今日のわたしは少々浮かれ気味だ。
ご挨拶もせずに辞めたわたしなのに。
こうして今も気にかけて下さっているんだと思うと。
胸が温かいもので満たされる。
明日、御礼のメールしよう。
ちなみに、デザートもさくらんぼだ。
サディスティック
2004年6月29日 彼のメールや電話を取らない事にすっかり慣れて。
一応、無視は辞めると約束したものの。
以前のように、すぐにコールバックしない。
イライラする彼が目に浮かぶ。
だけど、プライドの高い彼は、そんな事を気にするような素振りは絶対見せない。
そこらへんの心理の機微は、手に取るように解かる。
わかっていて、あえてやるわたし。
この際だから、もっと追い込んでやろうか、と思う。
目に浮かぶ彼は愛おしい。
もう、わたしにかまわないでよ。
どんどん、嫌な女になるしかなくなる。
傷つくか、傷つけられるか。
彼とはそのどちらかしか、ないような気がする。
だから、これは、仕方がない事。
申し訳ないと、思いつつ。
心の奥底の密かな快感は。
わたしという人間の本質的なものだろう。
一応、無視は辞めると約束したものの。
以前のように、すぐにコールバックしない。
イライラする彼が目に浮かぶ。
だけど、プライドの高い彼は、そんな事を気にするような素振りは絶対見せない。
そこらへんの心理の機微は、手に取るように解かる。
わかっていて、あえてやるわたし。
この際だから、もっと追い込んでやろうか、と思う。
目に浮かぶ彼は愛おしい。
もう、わたしにかまわないでよ。
どんどん、嫌な女になるしかなくなる。
傷つくか、傷つけられるか。
彼とはそのどちらかしか、ないような気がする。
だから、これは、仕方がない事。
申し訳ないと、思いつつ。
心の奥底の密かな快感は。
わたしという人間の本質的なものだろう。