揺れる

2008年4月14日
 仕事でこちらに来ていた元カレ。
 店に営業に来たいというので遠慮してもらう。
 わたしの立場も少し考えて欲しい。
 それに何ていう図々しさ。
 でも店に来られるよりはと、彼の泊まるホテルのロビーで待ち合わせ。
 ご所望のものを渡す。
 会いたくなかったのに。
 なんか自分の子供がいかに可愛いかについて自慢話された。
 その無神経さに涙がでそうになる。
 なんでこんな人好きだったんだろう。
 もう離婚したらしいけど、それもどうだか。
 なんにも信用できない。
 相変わらず口は上手いのに、子供のことには歯止めが効かないよう。
 わたしがどんな気持ちになるのかもお構いなしで。
 憎らしさが込み上げた。
 客としてこられたら不機嫌な顔一つ出来ないことろだった。
 でも、やっぱり嫌いにはなれそうにない。
 元気でね、と別れて。
 あんなに好きだったのになぁ、と悲しい気持ちになった。
 そのホテルは実は彼の定宿で週に2度程泊まっている。
 もちろんわたしも一緒だ。
 次の日、いつものように彼とそのホテルに行くとエントランスに元カレがいた。
 知らん顔していたが、気付いてはいただろう。
 連泊するなんて知ってたら近寄らなかったのに。
 あんなに好きだった人だから、やっぱり見られたくはなかった。
 仕事で寝る女と思われたかもしれない。
 そんなのもう関係ないんだけど、少し悲しい。
 部屋の窓から彼に気付かれないように外を見たけど、もういなかった。

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