ある変化

　週末の夜に友人と岩盤浴へ。
　9時くらいからお酒抜きの食事。
　そして近くの書店へ寄って12時前に帰宅。
　
　彼女と毎週のように夜遊びに勤しんだ20歳前後。
　腐るほどいた取り巻きとか浴びる程に飲んだ酒とか朝帰りを通り越した昼帰りだとか。
　金曜と土曜の夜はいつもそんな感じで過ごした。
　あの頃わたし達が遊んでいた場所も今では様変わりしてしまい、僅かに面影を残すのみ。
　街にも当時の勢いはもうない。
　こうして、だんだんと若さの名残が消えていくのだろうか。

　シャンプーとリンスを石鹸シャンプーとクエン酸リンスに変えて3日目。
　キシキシしていた髪もだいぶ落ち着いた。
　顔と身体を洗う石鹸は手作り石鹸。
　肌の手入れと言えば、ワセリンを精製水で溶かしたものを塗るだけ。
　時々ヨーグルトパックとかクレイパックとか。
　ファンデや色物はどうしても自然のものだけ、というわけには行かないけど。
　でも、いずれはそれも変えていくかもしれない。
　水おしろいとかタール色素無配合の口紅とか。
　それを考えるとちょっと詰まらなくはなるけど、どうもそういう予感がする。
　
　予感といえば、もうすぐ肉を食べられなくなりそう。
　食べない方が明らかに体調が良いことに気付た。
　煙草を吸う時の躊躇い。
　これももうすぐ辞めることになるのではないかと思う。
　お酒も同様。
　そして好んで買うようになった有機とか無農薬の野菜。
　食器洗いを重曹でしてみたりとか。
　
　化粧品は置いといて、大好きなはずの嗜好品まで辞めようというのはどういうことだろう。
　自分でもよく理解できないでいる。