ふいに投げ込まれた長いお盆休み。

 元カレの友人Mさんとお船のギャンブルへ2日連続で行く。
 ギャンブルすると人間性が良く解かる。
 わたしは意外にというかやっぱりというか手堅い。
 結果は勝つでもなく負けるでもなく、である。
 Mさんは完全な穴狙いなので一日目がトントン、二日目は10万程負け。

 軍資金の余りとやや勝ちの分を返そうとしたが、いいというので有りがたくお小遣いとして頂いておいた。
 すっかり今では上客になったMさんなので、以前よりわたしは親切にしている。
 騙そうとか巻き上げようとか、そういうことは思っていない。
 が、どのみち夜の女に使うはずのお金ならわたしに落として欲しいとは思っている。
 
 しかしMさんといるとどうしても元カレの影が付き纏う。
 聞きたくないことも耳に入ってくる。
 わたしの知らない彼のこの1年。
 相変わらず、の様子。
 再度Mさんから金を引っ張りMさんの前からも姿を消したとの彼。
 追い貸しするMさんもどうかと思うが、何の事情があったとしても彼のその行為はわたしを落胆させる。
 もう関係ないんだけど。
 でも、彼の幸せはいつも心に掛けていて。
 もう派手な生活は営めないだろうけど。
 それならそれなりにその生活レベルで幸せを見つけたり心掛けたりして欲しいものなのに。
 努力するならその方向でやって欲しいのに。
 こんなことを繰り返していたら、いつか完全に孤立してしまうんじゃないのかとか。
 きっと今も苦しいのだろうとか。
 そんなことを思えば泣けてくる。
 
 初盆だから地元に帰るというMさんの言葉に、彼と一緒に行った美しいその街を思い出す。
 いいところだよね。
 とわたしが言うと。
 じゃあ、一緒に連れて行ってあげようか。
 とMさんが言ってくれたが。
 彼以外の誰かとそこに行ったとしても、それは別物にしか見えないだろうし、色々と余計なことを思い出して辛いだけだ。
 もう少し時間が過ぎれば何とかなるのかもしれない。
 今はまだ無理のようだけど。
 早く働きたいと、珍しく休日さえ忌々しい。

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