天秤にかけると

2006年7月17日
 結婚するはずだった彼が会いにきた週末。
 仕事の性格上、拒否は出来ない。
 共通の友人に聞いて来たらしい。
 別れてからは電話もメールも無視していたから、怒ってるんだろうな、と怖気づく。
 が、驚いたことに。
 相変わらずわたしが好きで結婚したいとのこと。 

 会わなくなって随分時間がたった。
 彼に関して思い出すことといえば、何よりかにより性格の合わなさ。
 それから高圧的な態度。
 それゆえ、未練などはないつもりだった。
 が、会ってみれば。
 相変わらずの素敵なルックス。
 更に羽振りが良くなり、わたしの大好きな金をふんだんに持っていて。
 しかも復縁を求めてきたせいだろうが存分に優しい。
 正直、少し揺れた。
 セックスがとても良かったことも併せて思い出したりして。
 身体も揺れた。

 しかし何故わたしにそんなに執着するのか。
 わたしにだって良いところはあると思うし、たまには執着する人がいてもおかしくないとは思う。
 でも彼はモテないわけではないということ。
 面食いだと言っても、わたしくらいならザラにいるということ。
 そして彼が付き合う女性に求めているものがわたしには明らかに欠けているということ。
 それらを考慮すれば、その執着は不可解極まりない。
 嬉しくないこともないんだけど。
 
 相変わらず、答えは即決がお好きなようで。
 翌日の電話でのらりくらりと曖昧にごまかそうとするわたしを追い詰める。

 今の彼がいなければ考え直さないこともないかな、なんて思う。
 でも彼がわたしといてくれる限りは何処にも行く気にはなれない。
 彼の持つ何処か品良く何かしら高潔で清潔な感じ。
 それは、ルックスが良いわけじゃなくお金があるわけでもないけど、そんなことを全て補っても過剰に余りがあるようにわたしには思えるのだ。

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