変わる景色と友人と

2006年6月18日
 朝、母と一緒に海沿いに新しく出来たスーパーに行った。
 少々二日酔い気味だったから母の買い物には付き合わず、公園のベンチに座り景色を眺めていた。
 潮風が気持ちいい。
 見渡せば目の前には大きなマンションが何棟も立っている。
 わたしがデートに使っていた頃には、そんなもの何もなかったのに。
 ここを真っ直ぐ行けば好きな男の家があり、その前に止まっている彼の白いフェアレディが見えた。
 会うのはいつも夜だったけど、何故か思い出すときはいつも眩しい。
 あれから何年もたった。
 殺風景だったこの海沿いも今は見違えるように小奇麗になり、それは進歩したのかもしれないが、何だか味気ない。
 
 午後に図書館で借りてきた本を読んでいると、海外から戻ったばかりの友人から連絡が入った。
 わたしは会ったその日から彼女に好感を持ち、付き合っていくうちに大好きになった。
 押し付けがましくない親切が嬉しかったし、知識の豊富さや経験の多さに裏打ちされた話はとても楽しかった。
 更に沢山自慢できるものがあるのに全く自慢たらしくなくて、しかも聞き上手だし。
 人の悪口や悪意ある噂話が殆どないのも女としては稀にみる美点。
 どんな時でも場面でも、自分が正しいもののように思わないことに希少な品性を感じる。
 この彼女はわたしの旅行の一番の収穫。
 二番目が彼かな。
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索