要らないもの

2006年6月3日
 それでも好きだった彼には執着があり。
 そう簡単に忘れるわけにはいかない。
 会わないのはただ我慢しているだけ。
 何故我慢するのか、と言えば。
 今の彼に悪いから、とか。
 そういう殊勝なことではなく。
 彼がわたしにデメリットを与えることを容易に想像出来るからに他ならない。
 何年たったらわたしはこの思いから自由になれるんだろう。
 気が遠くなる程の歳月を要するのかもしれないし。
 もしかしたら一生このままなのかもしれない。
 
 結婚するはずだった彼からも時折メールが来る。
 終わらせたつもりなのはわたし一人なのかもしれない、と空恐ろしくなる。
 この彼のことは今となっては只管に怖い。
 あしらえない重さがあるような気がして。
 でも多分、彼の前では良い顔しか見せなかった自分のせい。
 誰と付き合ってもわたしはあまり変わりはしないが。
 彼はわたしが付き合ってきた人たちの中では恋愛人格が幼いことにプラスして自己主張が強かったので、そうしてはいけなかったんだろう、と反省。
 と言うより先に、付き合ってはいけない人だったんだろう。
 でも、あの時は仕方なかった。
 わたしは誰かに支えてもらわないと、とてもあの時期を乗り越えられなかっただろうから。
 やっぱり自分のせい。
 そう思うのはとても嫌なのだけど。

 そして、結婚してしまった彼。
 向こうにいる間も連絡は取り合っていた。
 今は友達だと思いたい。
 思いたいけど、自分の胸に手を当ててみれば、何かしらの気持ちはやっぱり残っていないわけじゃなく。
 まだ帰って来て間もないというのに、頻繁に会いにきたりして妙に優しいのにも不審を抱きつつ嬉しくはある。
 だからといって寝たりはしない自信はあるが。
 それも全部自分が可愛いからで。
 好きじゃないわけではない。
 何かのキッカケさえあれば再燃焼するのかもしれない。
 考えるだけでも本当に嫌なことだ。
 
 こうして書いている間に今の彼から電話があった。
 こんな人は2人といない、とまでは思ってないけど。
 多分、滅多にはいないだろうから、大事にしたいし。
 本当にもう誰にも揺らぎたくはない。
 自分の意思で自分がコントロール出来たらどんなに良いだろう。
 感情の流れに押されがちだし、多分に衝動的。
 自分のそういう部分は知っていて、なおかつ別にそれ程には悪いことじゃないと思ってきた。
 だけど、今は治せるものなら治したいと願ってやまない。

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