異次元旅行

2005年8月26日
 わたしの旅行が知らないところで大変なことになっている。
 飛行機を降りたところまで軍人さんがお迎えに来てくれて。
 泊まるところもすでに決まっているらしく。
 滞在中は運転手さん付きのリムジンを付けてくれた上。
 更に遠方へ行くときは自家用ジェットを出してくれるんだそう。
 
 元客A氏よりそう聞いて。
 嬉しいというよりも怖気づく。
 エコノミーで行くつもりなんだけど・・・
 と恐る恐る言うと。
 あ、じゃあお金払ってあげるからビジネスで行ったら?
 だって。
 はぁ、住む世界が違うわな。
 お迎えは要らないし、リムジンじゃなくてホテルのタクシー手配してもらえば充分です。
 そう言うと。
 いや、もう決まってるから。
 だそう。
 
 わたしはちょっぴり良いホテルで経済格差を利用してちょっぴりの贅沢がしたいだけであって。
 そんな待遇をしてもらっても。
 英語も話せないのに、恥ずかしい。
 それに、滞在中はTシャツに短パンのつもりだったのに、そうもいかなくなる。
 だから困る。

 あはは、諦めなさい。
 あの爺さん相手に自分の思うとおりしようなんて100年早いよ。
 俺が行けたら通訳くらいしてやれるのに悪いな、ははっ。
 とA氏は愉快そう。
 
 ああ、もう。
 自腹でビジネス取るか?
 いや、そんなトコで見栄張ったって仕方ないよなあ。
 わたしがお金持ちでないことはDさんだって知っているだろうし。
 お迎えの人には悪いけど、エコノミーで行く。
 行ってやる。

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