後悔か感傷か
2005年6月14日 この冬から春にかけて、離れていた何年を埋めるように彼とばかり一緒にいた。そんな日がずっと続くとは思ってなかったけど、こんなに早く離れるとも思ってなかった。もっともっと一緒にいたかったのにな。
彼の地元はここから車で約4時間。何もない海がきれいなだけの田舎だけど、まだ東京に出る前に一度だけ連れて行ってもらったそこがわたしはとても好きだった。
彼ともう一度そこに行きたいとずっと思っていた。本当は一度で良かったのだけど、わたしがあんまり喜ぶので、彼はこの数ヶ月の間に松林の並ぶ海沿いの道を走り何度も連れて行ってくれた。
そうして彼の幼い頃の話を聞き、彼の学生の頃の友人たちと騒ぎ、彼の育った家で彼と眠る週末。時々は往復の道すがら車を留めて海に降り、裸足になって波打ち際の石の上を飛んだりした。
夏になったら泳ごうね、と言ったわたしは夏も当然一緒にいるのだと思っていた。
もうすぐ夏が来る。
彼にはもう会えない。
ひょっとしてわたしは取り返しのつかないことをしてしまったんじゃないだろうか。
これは後悔なんだろうか、感傷なんだろうか。
いずれにしても苦い。
もう会えないという現実。
彼の地元はここから車で約4時間。何もない海がきれいなだけの田舎だけど、まだ東京に出る前に一度だけ連れて行ってもらったそこがわたしはとても好きだった。
彼ともう一度そこに行きたいとずっと思っていた。本当は一度で良かったのだけど、わたしがあんまり喜ぶので、彼はこの数ヶ月の間に松林の並ぶ海沿いの道を走り何度も連れて行ってくれた。
そうして彼の幼い頃の話を聞き、彼の学生の頃の友人たちと騒ぎ、彼の育った家で彼と眠る週末。時々は往復の道すがら車を留めて海に降り、裸足になって波打ち際の石の上を飛んだりした。
夏になったら泳ごうね、と言ったわたしは夏も当然一緒にいるのだと思っていた。
もうすぐ夏が来る。
彼にはもう会えない。
ひょっとしてわたしは取り返しのつかないことをしてしまったんじゃないだろうか。
これは後悔なんだろうか、感傷なんだろうか。
いずれにしても苦い。
もう会えないという現実。
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