媒体

2005年6月6日
 女友達の中で一番可愛いRちゃんが女の子を出産したので見に行った。Rちゃんは学生の頃から可愛いので有名な子だ。加えて背が高くて小顔のモデルのようなスタイルとくれば、おそらく銀座にいても座っているだけで金が獲れるだろう。
 産まれた女の子がママに似るといいね、とお喋り。今はクチャっとしていてまだよく解からないが、でも女の子はパパに似るからなぁ。ダンナは裕福だが容姿は並みで、Rちゃんは他人に見られるのが恥ずかしいらしい。
 彼女には若い頃から好きでたまらない男がいたのだが、金もないのに怪しげなマルチビジネスにばかり手を出しては彼女に借金の尻拭いをさせ、しかも女癖は相当悪いというロクでもない奴で、わたしを含め回りの皆はいつもRちゃん可愛いのに勿体無いねえと他人事ながら悔しがっていた。
 だから、Rちゃんの病室で二人きりになったときに「幸せそうで安心した」と彼女に言うと、アンタにはわたしの分まで頑張って欲しかったんだけどね、と言うので、「それはわたしにヒモと心中しろってこと?」と笑うと、そう、と彼女も笑った。
 彼女はわたしのヒモのような彼と寝たことがある。もう何年も前の話だ。そのことをわたしが知っていることを彼女は知らない。愉快な話ではなかったが、こんなに美人なら仕方ないような気もした。ましてやこんなに時間が過ぎれば時効だろう。
 でも、濃密に付き合ってきたはずの男が消えてしまっても、彼女とはつかず離れずながらも付き合いが続いているのは不思議な感じだ。
 これも何かの縁なのかも知れない。
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索