結婚するのかな

2005年5月29日
 結婚を申し込まれた。彼はすでにわたしの実家にも出入りして母とも面識があり母自身が気に入っていることもあり「いけるときにいっておきなさい」と大賛成。母にしたら父親のない子供を産むと騒ぎ立てていた娘が一転して普通の人と結婚してくれるだけでも有難いらしい。
 わたしにしても疲れているのかもしれないが、このまま流されるように結婚するのも悪くないかなあ、という気分。好きかどうかはさておいて条件的には全然悪くはないし。むしろ、いい加減なことばかりしてきたわたしが、本当にこんなにすんなり幸せになっていいの?と思う。何か落とし穴がありそうな気もする。でも、それが本当のような気もするし、痛い目を見てやっと何処かホッとしたりしそうな気がする。幸せっていうのは、やっぱり一生懸命努力した報いであって欲しい。今の彼のことをそれなりに好きなだけにそう思う。
 彼は地元で会社を経営しているが、近々東京で仕事をする予定で何年かは東京で生活するとこになる。結婚すれば、わたしもまた東京に戻ることになる。かつてのお客さんたちと同様の贅沢は流石にさせて貰えないだろうし、好き勝手に遊びまわる事も出来ないだろう。でも、そんな程度の制約は未婚の母になって労働に追われることに比べれば何でもないことだ。
 わたしはこのまま他力本願なそこそこの幸せに甘んじていいものなのか。多分いいんだろう。中途半端な良心は冷酷さや酷薄さよりずっとタチが悪い。自分のことを嫌いになったら負ける。何に負けるのかはハッキリとは掴めないが、卑屈さとか卑しさとか、そんなものを身に纏うことは否めない気がする。ずるくて汚いのは自分に許せるのに卑屈で卑しいのは何故ダメなのかは自分でもよく解からない。
 

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