送別会

2004年11月26日
 今日は白いセーターにオレンジのスカートの、いささか若作りな格好で送別会に出向いた。
 送別会は、店のオーナが主催してくれた、わたしの送別会だ。
 仲良しのお客さまが数名と、かつて一緒に働いた女の子たちが数名で、隠れ家イタリアン。
 本当は、数ヶ月の間、東京を離れるだけなのだが、それは皆には内緒。
 しかし、こうして皆に和やかに一席を設けてもらって、見送ってもらえるのは、とても有難いし、この数年間の様々な思いも無駄ではなかったのかな、と思う。
 と、同時に、こんなに誰にでも良い顔ばかりしているようだから、ここで終わってしまうのだ、とも思う。
 憎まれてなんぼの世界だ。

 まあ、でも。
 皆の笑顔に囲まれて。
 最後まで、いい子だったと言ってもらえて。
 これで良かったんだ、と思おう。
 
 これから、どうするの?
 との問いに。
 カゼの向くまま、気の向くままよ。
 と笑って応える。

 実際、何にも考えてはいないけど。
 そんなに悪いようにはならないだろう。
 世間のカゼは、まだ暖かい。
 そう思える限り、わたしは大丈夫だ。

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