帰国

2004年10月17日
 日焼けしやすい肌質の為、日に日に黒くなる肌に耐えられず、予定より随分早く帰ってきてしまった。
 アネッサを忘れたのが痛かったな。
 一応、空港免税店でカネボウの日焼け止めを買ったのだが効果なし。
 でも、毎日エステに行き、美白フェイシャルやホワイトニングボディを散々やって、しかもホテルに帰ったら、顔用の化粧水やら美容液やら塗りたくっていたというのに、このザマだ。
 元に戻るまで、いったいどれくらいの時間を要するのだろうか・・・気が遠くなりそう。
 ビタミンCをイオン化させて誘導する機械を置いてある、バカ高いエステに一時も早くいかないと、年齢が年齢だから後が怖い。
 ハチミツ色にテラテラと光る肌もマダムのようでいいなあ、と思わないでもないが、奇抜なファッションをするわけでもなくゴージャスなジュエリーも持っていないわたしが日焼けしても貧乏臭くて目も当てられない。
 日焼けしてサマになるのは美人と金持ちだけだ。
 と、いうわけで帰国。
 
 旅行そのものは楽しかった。
 トロピカルフルーツのジュースが美味しかったし、ご飯も現地の料理の他、フレンチ・中華・イタリアンと何でも揃っていて不自由しなかった。
 人々は一様に親切で人懐っこくて、特に良くしてくれたホテルのスタッフやエステの女の子にはチップを弾む事が出来た。
 アメリカに行った時のチップは義務感で煩わしいだけのものだったが、今回は初めて感謝の気持ちをそういう形で表せるのはとても良い習慣だと思った。
 もの売りやジゴロがとても煩いのが玉に瑕だったけど、わたしにしても金はあるところから無いところに流れて行ってほしいものだと思っているので、彼らの気持ちはわかる気がする。
 自分の月給分くらいを一晩で使える人。
 きっと、わたしがお客サマを見るような気持ちで彼らは日本人を見ているのだから、買い物の端数がどうのとかジゴロの営業が煩いなどと言うのなら遊びに来てはいけないという事になる。

 途中、誰かに絵葉書を書いてみたいような気分になったが、とくに送るべき相手が思い当たらず残念。
 
 ホテルに置いてあった宮本輝の「愉楽の園」をプールサイドで読みながら、良いセレクトだと悦に浸る。
 高校生の頃に読んだ時は特に興味を引かれる本ではなかったのだが、年月のせいか場所のせいか。
 
 エステと食事、日が暮れてからプール。
 強引に何日かは観光にも連れて行かれたけど、大半はそんな感じで何もせず、大満足。
 街全体のダラダラ感がとても気に入ったので、きっとまた行くだろうと思う。
 すぐ行くような気がする。
 今度は日焼け対策万全で。

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