そぐわない世界

2004年1月14日
 ホッとするお客サマの来店。
 長いお付き合いの方に会うと、ホッと出来る。

 嵐のような時は過ぎ、絶頂も終わり、小健状態。
 小春日和の中、フワフワ仕事をしているようなカンジ。
 
 夜の仕事をあがったら、わたしはOL。
 普通の女性。
 
 そんなにスルっと戻れるんだろうか。
 シラっと短大を卒業して、真っ当に生きていた人になりきれるだろうか。
 戻れるんだろうか、ホステスとして生きない私に。

 どっぷりと、金と華やかさ、人気者である自分、そういうのに溺れてきた私が。
 断ち切れるんだろうか。

 もちろん、店からは保留してくれと、嘆願されている。

 でも、戻りたい。
 普通が何かは、解からないが。
 ホステスじゃない私に、戻りたい。

 女としての、人間としての、幸せ。
 普遍的なもの。
 それに憧れて、焦がれている。
 今なら、まだ間に合う。
 そう告げている。
 わたしの、第六感。みたいなもの。

 水商売で、成功すること。
 否定はしない。
 出来ないから、逃げているのかもしれない。
 だけど。
 わたしには、似合わない。
 いくら順調でも。
 いくら艶やかでも。

 この世界は似合わない。
 わたしには、似合わない。

 捨てられない、と決め付けないで。
 思い切って、捨ててみる。
 虚構なんだから、夜の世界で築いたものは。

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