大阪の夜

2004年2月7日
 突然、思い立って大阪へ行ってきた。
 誕生日を一緒に過ごした彼は、大阪の人なのだ。
 「今から行ってもいい?」
 と言うと、ちょっとビックリしていたが、ウエルカム!との事だったので。
 ちょっと髪をとかし、すっぴんで家を出て、3時間後には大阪に。

 わたしは、大阪は初めてなので、彼に案内してもらおうと思っていたのだけど。
 大阪が寒いとは思わずに、薄着で来てしまったので、外を歩くのに耐えられず。
 ・・・パチンコしたい、と、大阪にまで来て、何故かパチンコ。
 あんまり、よくルールが解からなかったものの、まあ、それなりに楽しく。
 ディズニーランドに行ったと思えばいいくらいの散財をする。
 ちなみに彼も、ちょい負け。

 でも、満足したわたしはご機嫌で。
 道端で、たこ焼きを頬張りながら、大阪にきたら、お好み焼き食べないとね、と彼に言い。
 笑いながら、あきれられる。
 「もっと、イイもの食べようよ」
 と言いつつも、彼もホッとしたようだった。
 わたしの事を、金のかかる女だと思っているようだ。
 お客さんとご飯を食べるときは、当たり前のように会計が目の飛び出そうに高い店に行くけど。
 それは、お客さんの日常であって、わたしの日常ではない。
 お客さんの世界にお邪魔しているだけで、けっしてそれが、わたしの世界だなんて思い上がってはいない。

 でも、彼は、わたしが贅沢を言わないことに、どうしても違和感があるようで。
 多分、それが彼にとっての、わたしのイメージである事には間違いない。
 もともと、ホステスとして出会った人だし。
 仕方のない事なのかもしれない。

 タクシーに乗り、彼が予約してくれたと言うホテルに向かう途中。
 綺麗なイルミネーションの建物を見つけて。
 「あれ、キレイだね」
 と言うと、彼が顔を綻ばせて
 「泊まるのココだよ。喜んでくれて良かった。」
 と、とっても嬉しそうに笑顔を見せてくれた。
 
 この人の事、大事にしよう、と思った。
 
 まだ慣れないので、熟睡する事はできなかったけど。
 いつか、この人の隣で、深い眠りが訪れる事を願わずにはいられなかった。
 

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