模索

2004年3月14日
 妊娠した友達から、お守りが届いた。
 出雲大社に行ったときに、わたしの幸せも、祈ってくれたそうだ。

 自分の事だけ考えてればいいのに・・・

 彼女は、やっぱりまだ揺れていて。
 当たり前だけど、揺れ続けている。
 その事を当然だと思う。
 ただ、それを聞かされても、わたしは何を言うことも出来ないのだ。
 もし、産むのなら、協力は惜しまないつもりだと、一度告げたが。
 時期尚早だったようだ。
 要らないプレッシャーを与えてしまった。
 
 たぶん、彼の態度が軟化することだけを、ひたすらに望んでいて。
 一人で産むと言いながら、それを待っているのだ。
 
 だけど、待っても待っても、それは来ない。
 お腹の子はどんどん大きくなる。
 もう、どうしていいか解からないのだろう。

 彼女とその話はしないので、聞いてはいないが、よく解かる。
 メールでも電話でも、他愛ない話しかしないわたしに、何か言って欲しいのもよく解かっている。
 だけど、何か言うわけにはいかない。
 それは、わたしのエゴなんだろうか。
 
 わたしは、何事かあれば、自分の中に閉じこもり。
 人からの干渉を極度に嫌う。
 アドバイスを求める事はあっても、最後は自分でしかない。
 わたしはそう思っている。

 が、彼女はそうじゃない。
 それが解かっているだけに、どうしていいか解からない。
 一緒に、答えを模索して欲しいのだろうけど。
 彼女からの着信を、どうしても取る事が出来ない。
 その音は、助けて、助けて、と言っている。
 どうする事が、助ける事になるというのか。
 助けられるわたしで、あるわけがないのに。
 

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